食品香料

 私達が日常摂取している食品には、天然そのままのものと、加工調理されたものとがあります。フルーツや野菜などの天然食品は、新鮮で瑞々しい状態と、そのもののもつすばらしい自然のフレーバーを保ったまま食されます。一方、生の食品をより食べやすく、おいしく食す為に、焼く、煮る、蒸すなどの工夫がされてきました。その調理法は、グルメ志向、高級志向、本物志向が進む現代においてますます複雑化しています。
 しかし、調理食品の加工では、せっかくの天然のフレーバーが失われ、場合によっては好ましくないにおいに変化することもあります。そこで、食品の風味を再現する食品香料が、いろいろな食品に添加され、香味を改善し、食品に特徴を与え、魅力を増し、ときには食欲を増進させたり、口の中をさっぱりさせたり、刺激を与えたりして、最もおいしい状態で食卓に届ける役割をしています 。



食品香料の形態・用途

エッセンス(水溶性香料)

 

香り立ちがよく、水に可溶。
・清涼飲料・発酵乳・乳酸菌飲料・冷菓・製菓用など
 
オイル(油性香料)

 

耐熱性がある。
・クッキー・ビスケット.チョコレート・キャンディ・ガムなど
 
乳化香料

 

マイルドで香りが長持ち。水に分散して白く濁る。
・清涼飲料(香りと混濁を付与)冷菓など
 
粉末香料

 

安定性が高く、取り扱いやすい。
・粉末スープ・ジュース・インスタント食品・ガム・ケーキミックス
・魚肉・畜肉加工品など
 



食品香料のタイプ
シトラス系フレーバー
・レモン・オレンジ・グレープフルーツ・ライム・マンダリン・タンジェリンなど
フルーツ系フレーバー ・アップル・バナナ・チェリー・グレープ・メロン・ピーチ・ストロベリーなど
乳製品系フレーバー ・ミルク・クリーム・バター・チーズ・ヨーグルトなど
嗜好飲料系フレーバー ・コーヒー・紅茶・緑茶・ウーロン茶・ココア・コーラなど
バニラ系フレーバー ・バニラ
ミント系フレーバー ・ペパーミント・スペアミントなど
スパイス系フレーバー ・シナモン・ナツメグ・ペパー・ガーリック・ジンジャー・クローブなど
ナッツ系フレーバー ・アーモンド・ピーナッツ・ヘーゼルナッツ・マカダミアナッツなど
畜肉・水産系フレーバー ・ビーフ・ポーク・チキン・ベーコン・エビ・カニ・ホタテ・サーモンなど
調味料系フレーバー ・みそ・しょうゆ・カレー・ソース・昆布・かつお節・コンソメなど
酒類系フレーバー ・ブランデー・ウイスキー・ラム・シェリー・ワイン・リキュール・カクテルなど
ベジタブル系フレーバー ・トマト・オニオン・ガーリック・セロリ−・パセリなど